ニキビ跡ケア:赤み、シミ、クレーター、どのタイプ?

はてな?ニキビ、肌荒れ

かなり厄介な「ニキビ跡」。

ニキビはもちろんですが、“跡”で悩んでいる人が多く、なかなかニキビが治らないと思っていたら「ニキビ跡」だっとという人もいます。

本当に厄介です。

ところで「ニキビ跡」といってもいくつかの種類に分かれるって知っていますか?

タイプが違えばケア方法も変わります。

ニキビ跡を改善するには、まずどのタイプか知ることが改善するための大きなポイントよ。

「ニキビ跡」にはどんな種類があるのか、そしてタイプ別改善法についてまとめました。

ニキビ跡の種類

ニキビができると必ず跡が残ってしまうわけではありません。

ニキビによる炎症がかなりひどく、皮膚が傷ついてしまったり、残りやすい体質だったりすると、ニキビ跡ができてしまいます。

ニキビ跡の種類

ニキビ跡は大きく3つのタイプがあります。

  • 赤みの残るタイプ
  • シミ(色素沈着)が残るタイプ
  • 陥没(クレーター)が残るタイプ

「赤みの残るタイプ」や「シミ(色素沈着)が残るタイプ」は、状態にもよりますが、セルフケアで改善することも可能です。

一方「陥没(クレーター)が残るタイプ」は、セルフケアで治すことは困難です。クリニック(美容皮膚科)で治療することでかなり改善が見込まれます。

しかし深いクレーターの場合、完全に治すのが難しいと言われています。

ニキビ跡に[体質]が関係している?

まったく同じ怪我であっても、ある人はどこに怪我があったのだろうと思うほどきれいに治っている一方、怪我の跡がなかなか治らない人がいます。

体質が関係していて、跡ができやすい人にとっては悩ましい問題です。

跡を作らせないためには、まずは予防がなにより大事!

そしてニキビができた際は、跡になるほど炎症を起こす前に、できるだけ早くケア、治療を始めましょう。

ニキビ跡になってしまった場合もあきらめず、根気よくケア、治療を続けることが大切です。

タイプ別改善法

チェック

赤みの残るタイプ

ニキビが炎症を起こして赤みが出た後に、ニキビが治っても、いつまでも赤みが残ってしまうタイプ。

赤みは何年も、時には10年ぐらい残ることもあります。

早く消すには、ビタミンC誘導体やイオン導入が効果的です。

シミが残るタイプ

炎症性色素沈着によって残るタイプのニキビ跡。

ニキビが炎症を起こすと、皮膚は炎症を治そうとして「メラニン」という色素を作り出します。

通常であれば、治った後は肌のターンオーバーによってメラニンが排出されるのですが、ターンオーバーがうまく行われないとメラニンがシミのような跡として残ってしまいます。

何年もかかって消えることもありますが、そのまま残ってしまうことも。

日焼けしてしまうと消えにくくなるので、紫外線対策(UVケア)はしっかり行いましょう。

このタイプは、皮膚の代謝機能を高めるビタミンCや皮脂のバランスを整え肌の再生を促すビタミンB1を多く摂り、メラニンを排出する肌環境を整えましょう。

陥没(クレーター)が残るタイプ

ニキビの炎症が重なり、ニキビのまわりの正常な皮膚まで傷つけてしまい、皮膚が陥没したり、隆起したりして残ってしまうのが陥没(クレーター)タイプのニキビ跡。

肌そのものが傷ついてしまっているので、自分で行うお手入れでの改善は困難です。

クリニック(美容皮膚科)に相談しましょう。

ただし、自由診療になるため治療は高額になります。

治療を受けられる際は、信頼のおけるところで、わからないところは何でも聞き、納得の上で治療できるところを選ぶことが大切です。

治療のポイント

ニキビ跡を治すには、かなり時間がかかります。

ニキビよりはるかに治すのが大変です。

ニキビ跡の状態にもよりますが、早くても結果が表れてくるのは半年過ぎてからということが多いです。

状態によっては、何年にも渡ってということも。

しかしきちんとケアすれば少しずつ改善します。

「陥没(クレーター)が残るタイプ」の人も、クリニック(美容皮膚科)での治療でずいぶんと改善します。

ニキビ跡の改善は、あきらめず、続けることが大切よ。

そして気をつけないといけないことは、ニキビケア用品、治療にだけ頼らないことです。

ニキビケア用品、治療だけでは、決して治りません。

日々の生活習慣が重要です。

ポイントは、【睡眠】・【食事】・【保湿】。

睡眠

時計

肌は寝ているときに修復されます。

成長ホルモンが分泌され、新しい細胞が生まれたり、傷ついた細胞を修復・再生したりしています。

体全体の修復には最低でも6時間はかかると言われ、特に眠り始めの約3時間が重要。成長ホルモンが高まります。

そのため、平日寝不足、週末寝だめでは意味がありません。

また単に6時間寝ればいいというのではなく、睡眠の質もかなり重要です。

寝る直前までテレビを見たり、スマホを操作したり、コーヒーなどのカフェインを飲んだりしないようにしましょう。

食事

新鮮な野菜

体は、食べ物によって作られます。

偏った食事は栄養も偏り、当然肌によくありません。

特に唐辛子などの香辛料やカフェインは胃腸を刺激し、ニキビを悪化させる恐れがあり、糖分は皮脂分泌を促してしまいます。

ニキビ悪化を防ぐためには、栄養バランスを考えた上でですが、新しい肌を生み出すのに必要なタンパク質や、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂るようにしましょう。

保湿

保湿クリーム

大人ニキビは、必ずしも皮脂分泌が多いからできるのではなく、乾燥や生活習慣、ストレスなどが大きく関わっています。

そもそも男性の肌は水分が少なく、乾燥しやすい肌をしています。

加えて男性は女性と違い、素っぴんで過ごす&スキンケアをしていない人が多いため、肌のバリア機能が低下。

いっそう乾燥を招きやすく、乾燥が原因で大人ニキビができてしまったというケースも多いです。

保湿ケアは女性以上に必要!

保湿ケアを怠らないようにしてください。

 

その他、ストレスを溜めないように、禁煙、飲みすぎに気をつけるなど、健康によくないことは、肌にも良くないので注意しましょう。

まとめ

ニキビ跡には大きく3つの種類があります。

ニキビ跡の種類

  • 赤みの残るタイプ
  • シミ(色素沈着)が残るタイプ
  • 陥没(クレーター)が残るタイプ

「赤み」や「シミ」のタイプは、ニキビ跡の状態にもよりますが、セルフケアで少しずつ改善することができます。

一方、「陥没(クレーター)」タイプについては、セルフケアでの改善はかなり難しいです。というか、できないと思っていた方がいいです。

改善するには、病院(美容皮膚科)に相談しましょう。

3つのいずれのタイプでも、改善には時間がかかります。

気になる場合は、美容皮膚科で治療するのが、最も早く、効果的です。

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