
オイリーだからしっかり洗顔してるのに、すぐテカるんだよね。

ちょっと待って、テカっているけど、肌がつっぱった感じしない?

そう、そんな感じ。

それはインナードライ肌じゃないかしら。

インナードライ肌?

詳しく説明するわね。
オイリー肌(脂性肌)なのに、なんだか肌がつっぱるような、乾燥しているような感じがある人は、オイリー肌(脂性肌)ではないかもしれません。
「隠れ乾燥肌」ともいわれるインナードライ肌の可能性が高いです。
もしインナードライ肌なのに、オイリー肌(脂性肌)のケアをしていると、ますます肌が乾燥し、皮脂を分泌。ニキビ、吹き出物、肌荒れ、シミ、シワ、たるみ、くすみなど、様々な肌トラブルを起こす可能性が高まります。
ひどい肌になってしまう恐れが・・・
そこで、気づきにくいインナードライ肌について、原因や対策などをまとめました。
インナードライ肌とは?
インナードライ肌とは、肌表面がテカっているので、一見オイリー肌(脂性肌)かなと思いきや、肌内部は乾燥していてカサカサ状態の肌のことをいいます。
なぜ乾燥しているのにテカるのかというと、肌は乾燥して水分不足になると、乾燥から皮膚を守るために皮脂を分泌。
乾燥状態がひどくなればなるほど、大量の皮脂を分泌します。
それがテカり、ベタつきの原因になってしまいます。
見分け方
肌の表面だけ見ると、オイリー肌(脂性肌)と間違いやすいです。
インナードライ肌か、オイリー肌(脂性肌)か見分けるには、洗顔後の肌の状態をチェックしてみてください。
- 洗顔後、数分でテカってくる ⇒ インナードライ肌
- 洗顔後、テカりが気にならない ⇒ オイリー肌(脂性肌)
オイリー肌(脂性肌)は肌表面も内部も脂分で潤っているので、洗顔後、つっぱることはありません。
しかし、インナードライ肌は洗顔料で皮脂が取り除かれると、肌内部は乾燥しているためつっぱっている感じがあります。
そして乾燥した肌は刺激を受けやすいため、そんな状態から肌を守るために皮脂をどんどん分泌します。
そのため洗顔したにもかかわらず、すぐにテカり始めてしまいます。
放置してしまうと?
インナードライの肌を放置してしまうと、様々な肌トラブルが起きやすくなります。
皮脂の増加によるトラブル
- 過剰に分泌される皮脂が詰まり ⇒ 詰まり毛穴、黒ずみ毛穴
- 毛穴に詰まった皮脂が炎症 ⇒ ニキビ、吹き出物
- 皮脂の酸化で炎症 ⇒ 肌荒れ
肌内部の乾燥によるトラブル
- ターンオーバーが乱れ、古い角質が溜まり、ハリ不足 ⇒ シワ、たるみ
- ターンオーバーの乱れで、メラニンの排出が滞る ⇒ シミ、くすみ
主な原因
もともと男性の肌の水分量が少ないため。
男性の肌はもともと水分量が少なく、女性の約半分といわれています。
かなり少ないです。
そのため、インナードライ肌になりやすいです。
自分ではよく肌がテカるためオイリー肌(脂性肌)と思っているかもしれませんが、実はインナードライ肌である可能性があります。
空気の乾燥
肌の保湿ケアを行っていても、外気や室内の空気が乾燥していると、肌の水分量が奪われてしまいます。
乾燥といえば冬のイメージがありますが、冷房、暖房を使い、空調の聞いた室内にいることが多い人は、一年中乾燥した中に過ごしていることになります。
冬ではないからと安心できません。
紫外線
紫外線は、シミやシワ、たるみなど様々な肌トラブルの元になることで知られていますが、肌を乾燥させる働きもあります。
肌の水分を蒸発させ、保湿力を奪ってしまいます。
また乾燥している肌に紫外線が当たると、さらに乾燥が進むので紫外線対策は欠かせません。
生活習慣、食生活の乱れ
睡眠不足
肌の新陳代謝、ターンオーバーは睡眠中に行われます。
睡眠不足になると、正常にターンオーバーが行われません。
ターンオーバーが正常に行われないと、肌の保湿成分である細胞間脂質が作られず、乾燥を招いてしまいます。
ストレス
人はストレスを受けると自律神経が乱れ、血行不良などを招きます。
血行不良になると、肌に十分な栄養が届きにくくなるためターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能が低下。
外部の刺激を受けやすくなり、さらに乾燥を招きます。
栄養不足
人間の体は、食べ物によって作られます。
中でもタンパク質不足になると、角質細胞が新しく生まれなくなり、ターンオーバーの乱れの原因に。
ビタミン不足は、皮膚や粘膜を正常に保てなくなり、活性酸素から細胞を守る働きが失われるなど、肌のバリア機能の低下、肌トラブルの原因になります。
肌のバリア機能の低下、肌トラブルは乾燥の原因に。
間違ったケア
表面的には肌はテカっているので、オイリー肌(脂性肌)と間違ってしまいがちです。
テカりを抑えたいと、洗顔をしすぎたり、一日に何度もあぶらとり紙などで皮脂を取り除いたりすると、乾燥から肌を守るためますます過剰に皮脂を分泌。
そしてさらにインナードライが進んでしまいます。
対策
質のいい睡眠、ストレス解消、バランスのとれた食事など生活改善、食生活の見直しが大切です。
その他、スキンケアとしては、「洗顔」「保湿」が重要です。
やさしい洗顔
インナードライ肌は、乾燥している肌です。
- 洗いすぎ
- 洗浄力の強い洗顔料
- 摩擦
などは、肌へダメージを与え、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
インナードライ状態をいっそう悪化させる原因に。
ケア、改善するには、洗顔方法は重要なポイントです。
洗顔方法
- マイルド、低刺激の洗顔料を使用する。
- しっかり泡立て、泡で包み込むような感じでやさしく洗う。
- すすぎ残しがないようにしっかりすすぐ。
- 清潔なタオルで、肌を抑え量に拭き取る。※ゴシゴシこすらないでください。
保湿をしっかり行う
インナードライ肌は、隠れ乾燥肌です。
ケアするには、保湿がとても重要です。
まず、保湿成分の中でも保湿効果が高いセラミド配合の美容液がおすすめ。
そして、洗顔後、入浴後、すぐに保湿ケアを行うこと!
これが重要ポイントです。
まとめ
肌表面はテカっているのに、肌内部は乾燥している「インナードライ肌」。
肌表面だけ見ているとオイリー肌(脂性肌)と間違いそうですが、インナードライの肌は乾燥しています。
ケアのポイントは、ズバリ【保湿】です。
セラミド配合の美容液などでしっかり保湿しましょう。